自民党の派閥の政治資金を巡る事件で、逮捕された衆議院議員の池田佳隆容疑者が、証拠資料の廃棄を秘書らに指示していたとみられることがわかりました。
池田佳隆容疑者(57)とその政策秘書は、安倍派からおよそ4800万円がキックバックされたにも関わらず、収支報告書にうその記載をした疑いで7日、東京地検特捜部に逮捕されました。
その後の関係者への取材で、池田容疑者が東京地検特捜部の家宅捜索を受けた関係先にあった証拠資料の廃棄を、秘書らに指示していたとみられることがわかりました。
特捜部は、池田容疑者が証拠隠滅を図ったとみているほか、記載のないキックバックの金額が大きいほかの議員の立件についても、慎重に検討しているとみられます。