激しい揺れと津波に見舞われた能登半島地震から15日で2週間です。犠牲者は222人まで増え、いまも22人の安否が分かっていません。雪が降る中、いまも1700人以上が避難生活を送る石川県七尾市から中継です。
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震度6強を観測した石川県七尾市の中島地区にきています。15日午後になってから雪が降ったり、やんだりを繰り返していましたが、さきほどから雪が降り始めました。地震の影響で道路には亀裂が入っていて、車はスピードを落として慎重に走っています。
地区のコミュニティーセンターは現在、避難所として使われていますが、断水は続いています。トイレは、ためている水を流して使っているということです。
――2週間たったとはいえ、まだ厳しい状況が続いていると思うんですが、現在はどれぐらいの方が避難生活を送られているのでしょうか。
こちらには27人の方が避難生活を送っているのですが、その多くが高齢の方なんです。さきほど避難している方にお話しをうかがったのですが、83歳の男性は自宅が全壊していて、服も取りに行くことができないと話していました。
さらに、避難をしている間に家に置いていた通帳や書類、金属類など大切にしていたものを盗まれたということなんです。ほかの近隣の方も被害に遭われたということで、避難所の中にも注意喚起の張り紙がされていました。
――そんな不安の中、ホテルや旅館などに避難する2次避難が呼びかけられていますが、実際に避難している方、そして避難しようとしている方は、どのように感じられているのでしょうか。
避難所で避難されている方に2次避難についてもうかがったのですが、長年住んだ町を離れることや、近くに住んでいた知り合いと離れることがつらいと話されていました。
避難をする人「地域の人とのコミュニケーションとか、いろんなお付き合いもあって。やっぱり出たくない。できるだけ、この近くで仮設(住宅)でもあったら。何十年も生きてきて、ここ最後かなと思って生きてきとるから」
また、避難所の職員の方も、ご自身が被災されながらも、地域の方を支えたいと話していました。
コミュニティーセンター事務職員・赤坂美香さん「この建物の職員、管理者の一人として働いています。避難者の一人でもあります。(Q.ご自身の2次避難は考えにくい?)私は2次避難は、まだ考えていないんですけど、とにかく、ここにいらっしゃる人のことですよね。道が決まらないと、というか、先がはっきりしないと次には進めないんじゃないかなと思います」
避難所を取材して、まだまだ2次避難へのハードルが高いと感じました。
(2024年1月15日放送「news every.」より)
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