8日、東京・文京区にある建物から、大きな炎とともに大量の煙をあげる火災が発生。
現場は、かつて目白御殿と呼ばれた、田中角栄元首相の自宅の敷地内。
消防車両23台が出動し、大規模な消火活動が行われたが、家は大きく焼け焦げ、骨組みだけが見えていた。
火災現場となった目白御殿。
主である田中角栄元首相目当てに、日本全国から陳情がひっきりなしにあったほか、多くの政治家が出入りして、重要な政局の舞台となった。
角栄氏は、政治とカネをめぐる問題で首相を辞任したあとも“闇将軍”と呼ばれ、政界に絶大な影響力を発揮した。
8日午後3時過ぎ、東京・文京区にある田中角栄元首相のかつての自宅、目白御殿で火事が起きた。
目撃者「田中角栄元首相の家だと思う。銀色の煙突のあたりから、炎がたくさん出始めた。白い煙が高くのぼっていた。いつもと違う煙だった」
この火事で、火元の建物1、2階あわせて800平方メートルが燃え、現場には東京消防庁の消防車両23台が出動。
現在の目白御殿に暮らすのは、田中真紀子元外相。
田中真紀子元外相「みなさんこんにちは、田中真紀子でございます。民主主義は言論ですから、言葉でもってどれだけわかりやすく命がけでしゃべるかなんですよ。しゃべらないで最近の何か“答弁を差し控えさせていただきます”。差し控えちゃいけないの。じゃあ国会議員になるのを差し控えた方がいいです」
2023年12月、久しぶりに永田町に姿を見せ、政治とカネをめぐる問題で岸田政権を厳しく批判していた。
自宅には、田中真紀子元外相のほか、夫の田中直紀元防衛相ら4人がいたが、全員避難してけがはないという。
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