パーティー券の販売ノルマを超えた収入が所属議員側にキックバックされ収支報告書に記載されていない疑いがある問題で、安倍派に所属する愛知や岐阜の国会議員は、いまだ地元に対して詳細な説明をしていません。
去年までの3年間で、約3200万円の記載がなかったとして収支報告書を訂正している愛知3区が地盤の池田佳隆衆院議員。
疑惑が浮上して以降、“雲隠れ”状態が続いています。
報道が出る直前に疑惑を耳にしたという地元の議員は。
「『やっちゃったことはしょうがないけど、ちゃんと対応しないといけないよ』と言ったら『ありがとう、励ましてくれて』と言われた。でも報道が出てからは電話に出ず、「今は電話に出られず申し訳ない」とメッセージがきた。これが最後。無理。もう終わり。呆れてものも言えない。謝ってきても話を聞くつもりもない」(自民党の地元議員)
この議員によりますと、池田議員の秘書が「池田さんの指示で事務所を閉めておくことになった」と話しているということです。
別の地元議員の事務所には、支援者から「池田議員のポスターを剥がしてくれ」という問い合わせが相次いでいて、実際にポスターを撤去する動きもとっているといいます。
地元で経緯を説明してほしい
また、約5000万円のキックバックを受けた疑いがある、参議院岐阜選挙区選出の大野泰正議員の事務所も、大きな動きはありません。
大野議員を支援している、地元の自民党員。
「30年~40年くらい支援しているが、この年末、地元に帰ってくるとか、支援者へ説明するという話もない。これからも応援してもらうためにも、地元で経緯を説明する場を設けてほしい」(地元の自民党員)
(12月20日 15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)