荷台に四角い大きなものを載せて走るクレーン車。
青いクレーンの先っぽが、電光掲示板すれすれを通り過ぎていく。
この直後、クレーンの先が電線と接触。
クレーン車は横転しそうになり、積んでいたものが路上に落下した。
動画が撮影されたのは、26日午後3時半ごろのこと。
現場は熊本・阿蘇市の県道で、大分県とを結ぶ“やまなみハイウェイ”と呼ばれる道路。
このクレーン車の後ろを走っていたのは、熊本県に観光に来ていた家族。
撮影した家族「看板とか、低めの電線にかすったりするくらいで走っていて、危ないなと思った」
助手席に座っていた母親が、危険を感じて撮影を始めたという。
また、クレーン車が載せていたものについては、「たぶん精米機ですね、よく見るものだった」と話した。
コインを入れて、玄米を白米などに精米する、コイン精米機だという。
2023年10月に撮影されたとされるストリートビューには、事故現場のおよそ2km手前に、同じようなコイン精米機が設置されている。
今回クレーン車が載せていたものと、色や形がそっくりだ。
近所の人によると、数日前まではあったこのコイン精米機が、28日は、すでになくなっているという。
動画を撮影した家族によると、精米機を載せたクレーン車は、事故現場の少し手前でUターンするように合流してきたという。
撮影した家族「最初、反対方向を向いていて、Uターンした。合流してすぐの看板にぶつかって、塗料が飛んできた」
道路に設置されていた標示板にも接触していたというクレーン車。
警察によると、クレーン車は精米機を載せたあと、誤ってクレーン伸ばしたまま走行してしまい、電線に接触したという。
この事故で現場付近は、およそ3時間にわたって通行止めになった。
FNNプライムオンライン
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