【密着】前職では遺体を解剖!? 28歳の新人海上保安官 汗と涙の成長記 『every.特集』

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今年の春、海上保安大学校の卒業式を迎えた新人たち。彼らは、海上保安庁の幹部として、船長や指揮官などを目指す。

その中に、以前はライフセービングや、会計事務所に勤務といった、異色の経歴の人たちがいた。
実はこれまで、海上保安大学校の受験資格は高校を卒業した人に限られていたが、新たに、大学を卒業した30歳未満の人にも門戸を開き、今回、28人が初の卒業生となった。
そのひとり、佐藤若菜(さとう・わかな)さん、28歳。以前は、大学院の法医学教室で、遺体の解剖などをする仕事をしていたが、一念発起し、転職した。
佐藤さんが配属されたのは福岡県・門司海上保安部の巡視船「きくち」。部屋の入り口には「主任航海士」の文字があった。新人ながらもチームを指揮する立場だ。
「1日でも早く名前に恥じない働きをできるようにしたい」と意気込むが…
4歳年下の先輩の仕事ぶりを見て「自分には何もできていない」と涙を流し、配属1か月で壁にぶつかってしまう。

巡視船「きくち」は、海上保安庁の各管区に1隻だけ配備される「鑑識指定船」でもある。
乗組員は、事件や事故などが発生した場合、証拠収集などを行うため、鑑識の技術が求められる。
法医学教室出身の佐藤さんの経験がいかせる場だ。実際の事件の鑑識では活躍する佐藤さんの姿が。
海上保安官として新たな道を歩み始めた佐藤さんの涙と成長の半年を追った。
(2023年10月16日放送「news every.」より)

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2023年10月30日 コミュニティ投稿

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