普天間基地の名護市辺野古への移設計画で沖縄防衛局は軟弱地盤がある大浦湾側の埋め立てに向け受注業者と契約したことを明らかにしました。
今月20日に判決が言い渡される代執行訴訟で国が勝訴すれば速やかに埋め立てに着手するものとみられます。
普天間基地の移設計画は辺野古側の埋め立てがほぼ完了している一方、軟弱地盤の存在が明らかになった大浦湾側は地盤の改良工事に必要な設計変更を玉城知事が承認していないため工事が進んでいません。
沖縄防衛局は海底におよそ2万本の砂杭を打ち込む地盤の改良工事や護岸の新設に向け今月5日に受注業者と契約を済ませたことを明らかにしました。
地盤の改良工事を巡っては国が県に代わって設計変更申請を承認する代執行訴訟の判決が今月20日に言い渡される予定で沖縄防衛局が国の勝訴を見込んで速やかに工事に着手できるよう準備を進めているものとみられます。